“「生きること」をどう経験するか”のシフト

Garmisch-Partenkirchen, Bayern, Germany (October 2019)

“人生はやりなおすことはできない しかし見なおすことはできる “(金子大栄、僧侶)

半年ぶりにお会いした方から雰囲気が変わりましたね、とコメントをいただくことがあった。

自分でも、半年前のこと(6月のひもトレ×イールドのコラボWSなど)から、随分時間が過ぎた気がする。

時間だけではない。

前とは少しずつ、でも確かに異なった状態にシフトして、生きせてもらっている感覚。
(自ら生きている面と生かされている面がともにある。)

自分で起こそう、と頭で考えて起きた変化ではない。

7月から11月にかけ参加した、東京、ミュンヘンでのワークショップ。
この間に出会い、身体で感じたシフトは、精神面含め大きな影響があったように思う。

ロルフィングやイールドのセッションでは多くの場合姿勢が変化する。

姿勢には、世界とどのように関わっているのか、が如実に現れる。

身体が統合に向かうとき、以下のようなことが互いに関わりながら変化する。

  • 構造:フィジカルな組織のつながり/トーン/位置関係
  • 知覚:外界/内界をどのように知覚するか
  • コーディネーション:動きのつながり
  • 意味づけ:内外のモノゴトにどんな意味を与えているか

姿勢は重力や空間との関係性であり、変化の主体はクライアントの自己調整力。

先日のロルフィング10シリーズ(with the Art of Yield)のセッションでは”この身体がやろうとしていること、身体に起きている自己治癒のはたらきが主役なんだと、ほんとうに感じられた”とコメントがあった。

そうした一つ一つの、手触りをともなう気づきが、自分の身体(内側の世界)と環境(外側の世界)をどのように受け止め、どう関わるのかに影響を与える。

生きること(Life)の基礎にある用き(はたらき)のシフトが、生きることの見なおしにつながる場合があるように思う。

南城 書

“We would never be able to redo our lives, but are able to review our lives.” (Daiei Kaneko, Buddhist Monk/Priest)

In the session of Rolfing or Yielding Embodiment, we often observe the change of posture.

Posture expresses vividly how the person relates him/her with the world.

In the session of Rolfing 10series (with the Art of Yield) the other day, the client described her bodily experience as “Now I can realize that the subject is, what my body is just going to do, the self-healing (regulating) force.”

Each of such a “haptic” awareness will influence on how to perceive and to relate with his/her body (the inner world) and the environment (the outer world).

The shift in fundamental (sensorial) function which underlies our lives would lead to review our lives.